AGA治療で運動が大事な理由と運動不足を解消する対策

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AGA治療は、薬物治療だけだと思っている方もいるでしょう。しかしAGA治療は薬物治療以外にも運動や食事といった生活習慣の改善などの治療があります。AGAはさまざまな要因が複合的に作用しあって発症すると考えられているため、これだけすれば薄毛が解消されるということではないのです。

ここでは、AGA治療で運動療法が大事な理由と運動不足を解消する対策をご紹介いたします。AGA治療を始めている方やどのような運動をすればよいのかわからない方は、参考にしてください。

この記事のポイント

ポイント1

AGA治療で運動は大切なこと

ポイント2

継続的な有酸素運動をすることもAGA治療のひとつ

ポイント3

負荷が強い運動は薄毛が進行する可能性がある

AGA治療では運動が大切!

薄毛と運動は関係ないと思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、薄毛と運動は大きく関係しているのです。

AGA治療と運動の関係をご紹介する前に、薄毛のメカニズムや原因のご説明をいたします。

脱毛のメカニズム

脱毛は、ヘアサイクルの成長期が短くなってしまったことが原因で生じることが多いです。
ヘアサイクルとは、髪の毛が生え始めてから抜け落ちるまでの周期で、成長期、退行期、休止期の3期間に分類されます。

成長期は、髪の毛を太く長く成長させる期間で、毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返しています。退行期は毛母細胞の細胞分裂が低下し、髪の毛の成長が止まります。休止期は、毛母細胞の細胞分裂が停止し、髪の毛が抜け落ちる期間です。

ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなってしまうと、成長期が短くなってしまうことには、男性ホルモン(DHT)が関係しているのです。

AGAの原因

AGAは男性ホルモンと大きな関係があります。男性ホルモン(テストステロン)は、5α-リダクターゼという還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。DHTが毛乳頭細胞にあるアンドロゲンレセプターと結合すると、脱毛因子・TGF-βが生成されてしまうのです。

TGF-βはヘアサイクルの成長期を短くして、抜け毛を増加させます。これがAGAです。
AGA治療では、DHTの生成を抑制するために、5α-リダクターゼの働きを阻害する効果が期待できる「プロペシア」や「ザガーロ」を使用して、正常な成長期の長さに戻そうとします。

血行不良による脱毛

男性ホルモン以外にも抜け毛の原因になるものがあります。その中のひとつは、頭皮の血行不良です。

頭皮の血行が悪化すると、髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が毛母細胞まで十分に送られなくなってしまいます。そうなると、髪の毛が成長しづらくなり、細い髪の毛が増えてしまい抜け毛につながるのです。

AGA専門クリニックでは血行改善のために、血管拡張作用があるミノキシジルが配合されている「ロゲイン」を使用しています。

AGAは男性ホルモンによって発症するとご紹介しました。男性ホルモンが大きな原因であることに間違いないのですが、それだけが原因でAGAが発症するわけではないと考えられています。

AGAの発症は、男性ホルモンだけではなく、ストレス、血行不良、食事、睡眠不足などさまざまな要因が作用しあって、発症しているといわれています。

AGAは成長期の短縮から起こるんだね。

だからAGA治療には、成長期を改善するためにDHT抑制効果がある薬が使われているのね!

AGA治療と運動の関係

ご紹介したように、AGAの治療には、DHTの抑制と血行改善の薬を使用していますが、運動をすることもAGAの改善が期待できるのです。

ここでは、AGAの治療と運動の関係をご紹介いたします。

汗と一緒に男性ホルモンは排出されます

AGA治療では、DHTの生成抑制はひとつの治療方針となります。投薬治療だけでなく、運動をすることでも、DHTの抑制が期待できるのです。

DHTは汗と一緒に排出されます。それほど激しくない適度な運動で汗をかくことで、男性ホルモンが汗とともに排出されて、AGAの改善に役立つのです。

血行不良は薄毛の原因となります

抜け毛の原因のひとつに、血行不良があるとご紹介いたしました。適度な運動は血行を良くします。頭皮の血行が改善されると、毛母細胞に髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が行き届きやすくなり、薄毛改善につながるのです。

また、ストレスも薄毛の原因になるという報告があります。ストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱し、頭皮の血行を悪化させ髪の毛の成長を阻害してしまい、薄毛につながってしまうのです。

現代社会では、ストレスを全く感じずに生活することはほぼ不可能です。ストレスを感じない生活を送ろうとするのではなく、ストレスを上手に発散させる方法を考えた方が良いでしょう。ストレス発散のひとつとなるのが、適度な運動です。
適度な運動をする習慣をつけて、ストレスを上手に発散させることが、薄毛改善につながります。

肥満は薄毛につながる可能性がある

薄毛と肥満は関係があると考えられています。まだ、可能性という段階ですが、肥満が薄毛とどのように関係していると考えられているかをご説明いたします。

肥満はDHTの生成を増加させる

肥満になると、インスリンという血糖値を下げるホルモンが効きにくい体質になります。肥満の人はインスリンが効きにくいため、インスリンの分泌が増えてしまい、代わりにSHBGの生成が抑制されると考えられています。

男性ホルモン(テストステロン)は、5α-リダクターゼによってDHTに変換されるとご紹介しましたが、血中のテストステロンの大部分はSHBGと結合しています。肥満になりSHBGの生成が抑制されると、遊離しているテストステロンが増えて、DHTに変換される量も増加してしまうのです。
そのため、肥満の人はDHTの生成が増加し、AGAを発症しやすくなる可能性があると考えられています。

肥満は血行不良をまねく

肥満になると動脈硬化が促進され、血行が悪くなります。頭皮の血行が悪くなると、毛母細胞に髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が十分に行き渡らなくなり、髪の毛の成長を阻害してしまいます。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠不足をまねく

肥満の人は上気道が狭くなり、睡眠時に舌根部が沈下することにより無呼吸状態となります。睡眠時無呼吸症候群では、脳と体は覚醒してしまうため質の高い睡眠が取れず、起きているときにストレスを感じやすくなります。また、髪の毛の成長は睡眠中に最も活発になるため、睡眠時無呼吸症候群は髪の毛の成長を阻害しています。

肥満の人は、ご紹介した以外にも薄毛の原因となることが多くあります。肥満の人に多くみられる偏った食事は、髪の毛の成長に必要な栄養が不足しやすくなります。また、肥満の人は脂っこい食べ物が好きな人が多いため、皮脂が過剰に分泌され頭皮環境の悪化につながる可能性があります。

運動をして肥満を解消することで、SHBGの分泌量増加、血行改善、質の高い睡眠をもたらし、薄毛の予防につながると考えられています。

運動はAGAの治療には大切なことなんだね!

適度な運動はAGA治療だけではなく、さまざまなメリットがあるようね!

運動不足を解消する対策

AGA治療で運動が大切な理由を説明してきましたが、ここでは、運動不足を解消する対策をご紹介いたします。運動不足だと自覚している方は、ここで紹介することを参考にして無理なく継続できる自分に合った運動をしましょう。

運動不足対策は日常生活にあります

運動をするために、スポーツジムに行ったりプールに行ったりするのは大変でしょう。しかも、運動はできれば毎日した方がよいので、施設に行かないとできない運動だけをすることは避けた方が良いです。

忙しくて朝も夜も運動のための時間が取れない方や、最初から30分のウォーキングはきついと思っている方は、日常生活で今よりも少しだけ多く運動することを心掛けましょう。今までエレベーターを使っていたところで階段を使うようにしたり、駅までバスで行っていたのを歩きや自転車で行くようにしたりして、最初はほんの少し今よりも運動するだけでもよいです。

今まで運動をしてこなかった人にとっては、それだけでも大変かもしれませんが、慣れてしまえば苦にならなくなるでしょう。万歩計をつけて、毎日歩いた歩数を確認するようにすると励みになるかもしれません。

おすすめはウォーキングです

場所も必要なく、手軽に始められる運動としてウォーキングがおすすめです。仕事から帰ってきてウォーキングに出かけてもよいですし、会社帰りに家まで少し遠回りをしてウォーキングして帰ってもよいかもしれません。

ウォーキングのポイントは、姿勢、呼吸、手足の動かし方です。

姿勢は、下を向かずに背筋を伸ばし視線は少し遠くを見るようにします。不自然なほど背筋を伸ばす必要はありません。あくまでも自然に見える程度でよいです。

呼吸は、息を吸ったらゆっくり吐くことを心掛けてください。吸うときは早めで、吐くときはゆっくりです。

手足の動かし方は、足の踵から着き、手を普通よりも少しだけ大きく振ってください。歩くスピードは、普通に歩くより少しだけ速く歩くよう心掛けてください。周りにいる人が驚くようなスピードで歩く必要はありません。

家ではストレッチがおすすめ

ストレッチは運動にならないと思っている方も多いと思いますが、適切な方法でストレッチをすれば、疲労回復、リラックス効果、血行の改善などの効果が期待できます。

ストレッチをするタイミングは、ウォーキングに出かける前やお風呂上り、寝る前などが良いでしょう。ストレッチは毎日することが大切なので、決まった時間にするように習慣づけましょう。頭皮の血行を改善するためには、肩まわり、肩甲骨まわりのストレッチを入念にしてください。

痛みを感じない程度の範囲で、ゆっくり呼吸をしてリラックスしながらストレッチを行います。

施設を利用しての運動は水泳がおすすめです

水泳に毎日行くことは難しいでしょうが、普段しているウォーキングやストレッチとは違う運動を週に1回くらいすると気分転換になります。

水泳は全身運動になります。短距離を速く泳ぐと有酸素運動にならないので、ゆっくり20~30分泳いでください。泳ぎが苦手な方は、水中ウォーキングでも良いです。水中を歩くことは、水の抵抗が加わる分普通のウォーキングよりも筋力を使いますし、膝や腰への負担も少ないです。

すぐに飽きないように、1分泳いで1分水中ウォーキングをするなどの工夫をしてもよいでしょう。

ご紹介した以外にも、ヨガ、ジョギング、エアロビクスなど有酸素運動になるならなんでも良いです。大切なことは、継続的にリラックスした状態で有酸素運動をすることです。

運動するときに注意すること

運動を行うときにいくつか注意することがあります。
負荷が強すぎる運動はしないようにしてください。負荷が強すぎる運動は薄毛を進行させてしまう可能性があります。特に、水泳、筋力トレーニング、ジョギングなどを行うときは注意してください。

日中の運動は紫外線に注意してください。紫外線は頭皮にダメージを与えて頭皮環境が悪化する可能性があります。日中に運動するときは、帽子などをかぶり紫外線対策をして運動しましょう。

運動後、汗をかいたら洗い流し頭皮を清潔にしてください。運動して汗をかいたまま放っておくと雑菌が繁殖し頭皮環境が悪化してしまう可能性があります。

毎日、継続して運動することが大切みたいだね!

ウォーキングやストレッチは手軽にできる運動でおすすめですよ!

まとめ

  1. AGA治療に運動はとても大切
  2. 有酸素運動がAGA治療に合っている
  3. 運動をするときは適切な方法で行わないと、あまり意味がない

AGA治療で運動が大事な理由と運動不足を解消する対策をご紹介しました。薄毛になる原因は他にもあるため、運動をしたからといって薄毛が必ず改善するわけではありません。

運動を生活習慣の一部として取り入れて、脱毛対策としてではなく健康維持やストレス発散のためにやっているくらいの気持ちで取り組んだ方が良いでしょう。