AGAの進行速度を遅らせることはできる?スピードを抑える対策

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AGAを発症していない人でも、髪の毛は加齢にしたがい徐々に少なくなっていきます。AGAを発症し薄毛が気になりだした人の中で、進行速度が速く数年で目立つようになってしまう人と、進行速度が遅く10年経ってもあまり目立たない人がいます。


この違いは遺伝による影響が大きいのですが、AGAの進行速度を抑える方法があります。ここではAGAの進行速度を抑える方法をご紹介いたします。AGAが発症してしまい進行速度を遅らせたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

ポイント1

AGAの進行速度を抑える方法がわかる

ポイント2

AGAの進行速度は、遺伝と生活習慣が関係している

ポイント3

AGAの進行速度を抑えるには、出来るだけ早い対策が効果的

AGAの進行を遅らせることはできます

投薬や生活習慣を改善することでAGAの進行は遅くすることができます。
投薬や生活習慣の改善でAGAの進行が抑えられる理由を理解していただくために、まずAGA発症のメカニズムについてご紹介いたします。

AGA発症のメカニズム

髪の毛は周期的に、生えて抜け落ちることを繰り返しています。これをヘアサイクルと呼んでいます。

髪の毛が成長する成長期、成長が止まり抜け落ちるまでの退行期、抜け落ちる準備と同時に新しい髪の毛が生える準備をしている休止期を繰り返しているのです。

AGAの発症は、成長期が短くなることが原因となっています。正常な人の成長期は、毛母細胞が活発に細胞分裂して、太くて長い丈夫な髪の毛に2~6年かけて成長します。しかし、AGAが発症した人の成長期は、毛母細胞が細胞分裂をして髪の毛が成長する期間が数か月~1年と短くなってしまい、細くて弱い髪の毛までしか成長できなくなってしまうのです。

成長期が短くなってしまう原因

成長期が短くなってしまう原因は複数あり、それが複合的に作用しあってAGAが発症すると考えられています。

最も大きな原因は、男性ホルモン(DHT)です。

男性ホルモン(テストステロン)は5α-リダクターゼという還元酵素によって、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。DHTが毛乳頭細胞にあるアンドロゲンレセプターと結合すると、脱毛因子であるTGF-βが生成されてしまうのです。TGF-βが脱毛を促進させて成長期が短くなってしまい、AGAを発症させてしまいます。

男性ホルモンは誰にでも分泌されているのに、AGAを発症する人としない人がいるのは、5α-リダクターゼの活性度とアンドロゲンレセプターの感受性と数が、遺伝によりそれぞれ異なっているためです。

また、AGAの発症にはDHTだけではなく、食事や睡眠、運動なども関係しているので、こちらを改善することでもAGAの進行を遅らせることはできると考えられています。

AGAの発症は主に男性ホルモンによるものなんだね。

AGAの発症には、食事や睡眠、運動なども関係しているのね!

投薬でAGAの進行スピードを遅らせる

男性ホルモンが原因となっているAGAの進行スピードを遅らせるには、TGF-βの生成量を抑制すればよいのです。現在行われている方法は、投薬によって5α-リダクターゼの働きを抑制してDHTの生成量を減少させる方法です。この方法が、AGAの進行スピードを遅らせる確率が最も高いでしょう。また、すでに進行してしまっているAGAのスピードを抑える効果も期待できます。

AGA専門クリニックでは、5α-リダクターゼの働きを抑制するために、「プロペシア」や「ザガーロ」という薬が使用されています。
5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、「プロペシア」はⅡ型だけに作用して、「ザガーロ」はⅠ型とⅡ型両方に作用します。そのため、「プロペシア」より「ザガーロ」の方がAGAの進行を抑える効果が強いという報告があります。また、薬の持続時間は「プロペシア」よりも「ザガーロ」の方が長いです。

これらの薬は投薬してすぐに効果が出るのではなく、個人差がありますが一般的には早い人でも約3ヶ月、普通は半年以上かかるといわれています。

現在AGA治療では、「ロゲイン」という薬も使用されていますが、こちらの薬はAGAの進行抑制というよりも、発毛を促進させる効果が期待されている薬です。

プロペシアやザガーロはどこで購入できるの?

「プロペシア」や「ザガーロ」はクリニックに行って、医師の診察を受け処方されると手に入れることができます。価格は、クリニックによって多少異なっていますが10000円以下、ジェネリック薬はそれよりも2000~3000円安く購入することができます。

個人輸入によっても手に入れることはできますが、品質が保証されていないことや副作用が発症したときの対処などに問題があるので、やめたほうが良いでしょう。

「プロペシア」も「ザガーロ」も命にかかわる重大な副作用が発症する可能性がある薬です。医師の指導に従って服用しましょう。

AGAの進行を遅らせるには早めの対策が重要

AGAの進行に伴い、毛母細胞の活性低下が大きくなっていきます。活性低下が大きい毛母細胞の数や、委縮し死滅してしまった毛母細胞の数が多いと、AGAの進行スピードを遅らせることは難しくなります。
活性低下が小さい毛母細胞の数が多いうちに対策すれば、それだけ進行スピードを抑えやすくなります。

AGAを発症している人が同じ対策をしたとしても、体質によって効果は異なっています。しかし、AGAがあまり進行していない段階で対策をする方が、スピードを遅らせやすくなることは間違いありません。出来るだけ早い対策が、AGAの進行を抑えるためには重要です。

投薬でAGAの進行スピードを遅らせることができるんだね!

重大な副作用が発症する可能性がある薬だから、医師の指導を守って服用した方が良いようね!

市販の育毛剤やサプリメントでAGAの進行を遅らせる

薄毛に悩む人が最初に試すことが、市販されている育毛剤や育毛サプリメントでしょう。
市販されている育毛剤は、医薬品と医薬部外品があります。医薬品の育毛剤で有名なものは「リアップ」でしょう。「リアップ」には「ミノキシジル」が配合されていて、育毛剤というよりは発毛剤といえるかもしれません。「ミノキシジル」は、血管を拡張する作用があり、血流を改善して発毛を促進させる効果が期待できます。

育毛剤は、頭皮環境を改善して生えている髪の毛を抜けにくくする脱毛抑制効果が期待されています。医薬部外品の育毛剤は、効果が弱い代わりに副作用が発症する可能性が極めて低く、安心して使用できます。

市販されている育毛剤には、DHTの生成を抑制しAGAの進行を遅らせることができるといわれているノコギリヤシや冬虫夏草エキスなどが配合されています。しかし、これらの成分が、AGAの進行を遅らせる効果があるという医学的なエビデンスはまだありません。

どんなに評判が良い育毛剤でも、全ての人に効果があるものはありません。育毛剤を使用するデメリットは、どの育毛剤を使ったら効果があるかがわからないので、半年程度使用を続けて試さなくてはいけないことです。

育毛サプリメントは、髪の毛の成長に必要な栄養を補充するために飲まれています。喫煙や偏った食事などで、髪の毛の成長に必要な栄養が不足していることが原因でAGAが発症した場合には、効果が期待できるでしょう。

医薬部外品の育毛剤は、効果が弱い代わりに副作用が少ないんだね!

育毛サプリメントは、髪の毛の成長に必要な栄養を補充するには便利です!

生活習慣の改善でAGAの進行スピードを遅らせる

生活習慣はAGAの発症に関係しています。AGAの発症に関係しているのは、食事、睡眠、運動、喫煙などです。これらを改善することでAGAの進行スピードを抑えることができます。

AGAの進行を遅らせることが期待できる食べ物

髪の毛の成長に必要な栄養が不足すると、髪の毛は十分に成長できずヘアサイクルが乱れてAGAが発症してしまう可能性があります。AGAの進行を遅らせることが期待できる食べ物をご紹介いたします。

髪の毛の主成分のケラチンはアミノ酸からできているので、タンパク質が多く含まれている食事をとりましょう。植物性タンパク質が含まれている、納豆や豆腐、ブロッコリーなどがおすすめです。動物性タンパク質は肉類に多く含まれていますが、牛乳や鶏のささみが健康面から考えておすすめです。

ビタミン類は髪の毛の成長には大切な栄養です。AGAの抑制で特に大切なのはビタミンB、ビタミンCです。ビタミンBは毛母細胞を活性化させる効果や、皮脂の分泌を抑制して頭皮環境を改善してくれる効果が期待できます。ビタミンCは、保湿力の高い頭皮やハリやコシのある髪の毛を作ってくれる効果が期待できるコラーゲンの生成、抗酸化作用があります。

ビタミンBが多く含まれているおすすめの食べ物は、豚レバー、卵、牛乳など。ビタミンCが多く含まれているおすすめの食べ物は、いちご、キュウイ、ブロッコリーなどです。

ミネラル特に亜鉛や鉄分はAGAの進行と関係があります。亜鉛は髪の毛の主成分であるケラチンの生成、鉄分は髪の毛の成長に必要な酸素を運ぶヘモグロビンの生成に不可欠な栄養分です。
おすすめの食べ物は、牡蠣、あさり、豚レバーなどです。

髪の毛の成長に良い頭皮環境を整え、AGAの進行スピードを抑えるという点では、糖質や脂質が多く含まれている食事は控えた方がよいでしょう。

食事でAGAの進行スピードを抑えるには、毎日決まった量を食べなくてはいけません。友人や家族との食事などで自分だけAGAの進行を抑える食事をとることは、あまり現実的とはいえないでしょう。そのため、AGAの進行を遅らせるための食事のことは少し意識する程度にとどめて、サプリメントで補充することをおすすめします。

運動でAGAの進行を遅らせる

AGAの原因となるDHTは汗と一緒に排出されます。そのため運動をして汗をかくとAGAの進行を遅らせることが期待できます。しかし、汗をかくために長時間、負荷の大きい運動をすると逆にAGAが促進されてしまう可能性があるので、ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を30分程度することをおすすめします。

規則正しい睡眠でAGAの進行を遅らせる

睡眠中に成長ホルモンが分泌されて、髪の毛は最も成長します。成長ホルモンが最も分泌されるのは、22~2時に決まっているという説と、就寝2時間後という説があります。睡眠は7~8時間とることが理想ですが、それが難しい人は6時間でも良いので、質の高い睡眠をとるように心がけてください。

肥満の人は、質の高い睡眠をとることが難しいかもしれないので、食事や運動で体重を減らしましょう。肥満は上気道を狭くし、就寝時の舌根部の沈下と重なり無呼吸状態になることがあります。これは睡眠時無呼吸症候群といい、睡眠時に脳と体が断続的に覚醒してしまうため、質の高い睡眠の妨げになってしまうのです。

禁煙でAGAの進行を遅らせる

タバコに含まれているニコチンは、交感神経を刺激し末梢血管を収縮させます。頭皮への血流が悪化すると、毛母細胞に髪の毛の成長に必要な栄養や酸素が十分に供給されなくなってしまいます。

一酸化炭素は、酸素と結びついて全身に運んでいるヘモグロビンと結びつきます。一酸化炭素がヘモグロビンに結びついてしまうと、ヘモグロビンと結びつける酸素の量が減ってしまい、全身で酸素不足が生じてしまうのです。これは髪の毛の成長を妨げAGAの進行につながってしまいます。

したがって禁煙すると、正常に毛母細胞に栄養や酸素を供給できるようになり、AGAの進行を遅らせることにつながります。

食事、睡眠、運動、喫煙を改善するとAGAの進行を抑制することができるんだね!

生活習慣の改善は、髪の毛の成長に良い環境を整えるのね!

まとめ

  • AGAの進行速度は「プロペシア」や「ザガーロ」を服用することで遅らせることができる可能性がある
  • 市販の育毛剤は自分に合っているものを探すのが大変
  • 食事、睡眠、運動、喫煙などの生活習慣の改善で、AGAの進行速度を遅らせることができる可能性がある

AGAの進行速度を遅らせる方法をご紹介しました。一番効果が期待できるのは投薬ですが、AGAの発症は多くの要因が作用しあって発症していると考えられているため、他の方法も併用することでより一層効果が期待できます。
早く対策すれば、進行速度を遅らせやすいため、AGAが発症したら出来るだけ早く対策するようにしましょう。